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【地元以外の市役所】地方公務員の表と裏の志望理由

某政令指定都市に浪人せず1回で受かりました。

地元でもない市を志望し、採用後に引っ越しの機会はありましたが、住んだのは別の市です。

地元出身でなくてももちろん採用されますし、現役職員の比率でも地元でない人は少なくありません。

私が面接などで考えていた志望理由はをご紹介します。

表向き理由と面接では話せない理由

さて、皆さんはなぜ公務員になりたいのでしょうか。

全体の奉仕者として、国民や市民へのきめ細やかなサービスを行いたい。または、大きな予算を使って政策の制度設計をしたい。

そんな高潔な理由がほんの少しでもあるから、公務員を目指しているのだと思います。

 

一方で、クビがない、ホワイトな職場、競争したくない。

後ろ向きというか、裏向きの理由も持っていると思います。

誰しも人間なので、そのような理由はあって当然です。現役で働いている職員だと、その傾向は強くなります。

表向きの理由が少なく、裏向きの理由ばっかりで面接などが不安な場合。

ものは良いようです。裏向き理由を表向きのように話すことで妙に説得力もうまれるものです。

なぜ公務員か

  • じっくりと最後まで責任をもってサービスを行いたいから

なぜ民間ではなく公務員を選んだか。

裏向きは、ズバリ安定しているから。私の場合、安定しているという理由は親の受け売りでした。

幼少期から教師になれと言い聞かされてきました。理由を聞くに、どうもモノを教えるのが素晴らしいのではなく、安定しているからとのこと。

ならば一般行政事務でもいいのではないかと思い、なんとなく目指すことに。

自分の性格上、人と競争するよりもじっくり物事に取り組むのが得意な気がしていたので、ノルマが達成できなくて給料が減ったり、やめさせられない公務員は魅力に感じました。

一つの仕事やサービスをある程度時間をかけて取り組めるのは確かに公務員ならでは。採用されてからも実感しています。

むしろ、間違いがないようこれでもかと時間をたっぷりかけて確認しないとサービスを行えない場面も多くあります。

なぜ市役所か

  • サービスを必要とされる方に直接サービスを行えるのが市役所だから

なぜ市役所を選んだか。

裏向きは、仕事内容が多少なりお客さなんから感謝されそうな気がしたから。

とてもおこがましいですが、住民票発行や子育てサービスなど、市民と直に接する行政サービスを行い、もしかすると感謝などされてしまうことができるのが市役所だと思ったからです。国や都道府県と比べ、市民との距離が近いからですね。

困りごとがあるから市民は役所に来庁し、万事解決でないにせよ、いくらかの結果や安心感を持って帰ってくれるものだと思っていました。

実際の現場も当たっている部分はありました。直接「ありがとう、とても助かりました。」とおっしゃってもらったこともあります。

自分なりに相手にとってなんとか見つけた対応方法でそんな感謝の気持ちを言われたときは、自分の存在価値を見いだせる感覚がしました。

なぜ地元でない政令指定都市なのか

  • 市民のためとなる先進的な取り組みを行うのが政令指定都市で、他市の模範となるから

裏向きは、なんとなく政令指定都市がカッコよかったから。

ただの安定した市役所職員でもよかったのですが、なんとなく、大規模で選ばれた市で働くと世間体も良く自尊心も刺激されると思ったからです。

政令指定都市がなぜカッコいいかというと、

事実、政令指定都市だと政令指定都市同士で競い合って行政サービスを市民に提供していますし、市役所初の事業が全国展開するようなボトムアップの制度改正もあります。

一般市からも、事業のやり方を参考とするため問い合わせが多数来ます。

そんな先進事例は、自分の出身の市ではなく、政令指定都市だからこそ行えている。また、自分のその中に加わって事業所行っていきたいと思う。

まとめ

最初に思った志望理由は、結局自分が一番大切にすべき内容です。

それが裏向きであっても、採用されたい原動力がその理由なのですから、その志望理由に自分を引っ張ってもらえば、熱意あるアピールにつながります。

裏向きを表向きに言い換えることは、仕事を勧めていく上でも重要なスキルとなります。

ウソではありませんので、ぜひ表向きのように自身を持って面接に挑んではいかがでしょうか。

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