退職

【年収は?】地方公務員最後の源泉徴収票届いて早期退職を実感【確定申告が必要?】

ついに届きました。

そう、源泉徴収票です。

退職したのでいつもより数ヶ月早くもらった源泉徴収票。

見ると退職の欄に印が入っていて、もう組織にはいないんだなと実感しました。

公務員10年目の9月末まで、年収いくらだったのでしょうか。

年末調整がされていないので税の精算の方法にも少し触れます。

ポイント

  • 最後の源泉徴収票で退職を実感
  • 9月までで400万円
  • 年末調整していないので確定申告が必要

最後の源泉徴収票が届く

9月末で10年勤めた役所を退職しました。

1ヶ月後の10月末、「令和元年分 給与所得の源泉徴収票」と「平成31年分 退職所得の源泉徴収票・特別徴収票」が自宅に郵送されました。

9月末までの給与は約400万円

実際に見てみましょう。

源泉徴収票には1月から12月までの給与が書かれます。

私が退職したのは9月末だったので、1月からの9ヶ月間の給与が記載されています。

額として、約400万円でした。

源泉徴収票とは

そもそも源泉徴収票とはどういったものでしょうか。

源泉徴収票には、給与からいくら所得税が天引き(源泉徴収)されたかが記載されています。

勤務先が所得税を源泉徴収するにあたり、計算に必要な社会保険料や扶養者が何人いるかなどの明細も書かれることになります。

年収(支払金額)は書いてありますが、手取りはこの紙ではわかりません。

退職欄に印があって実感

この源泉徴収票には、右下に「中途就・退職」欄があり、退職日が記載されます。

私は長く住民税の課税部門にいたので、源泉徴収票は毎日のように計算に使っていましたし、この退職日の欄を良く参照することがありました。

正直、職場で退職辞令をもらったとき、「なんだこんなものか」と思っただけでしたが、1ヶ月経ったということもあり、また、源泉徴収票の退職欄にはお世話になっていたこともあり、しみじみと退職した実感が湧いてきました。

確定申告が必要

ひとしきりしみじみしたところで、この源泉徴収票の使いどころを考えます。

この紙は税金、所得税に関するものです。

この紙を使って、所得税の精算をする必要があります。

年末調整がされていないので確定申告が必要

退職していなければ、職場で年末調整をしたはずです。

年末調整は、職場に生命保険や扶養の情報を提出することで、自分の代わりに職場で所得税の精算をしてくれるという仕組みです。

月々の給与から所得税は天引きされていますが、大まかな計算であったり、1年の終わりが近づかないと生命保険や社会保険をいくら払ったがわからないんため、年末に所得税を正しい数字に精算する必要があります。

私の場合、その年末調整を待たずして退職したため、税の精算ができておらず、多めに税金が引かれっぱなしになっています。

今年は本来の原則に立ち戻り、年が明けたら自分で確定申告をし、税金の精算をする必要があります。

なお、所得税は国の税金で、所得税の精算(申告または年末調整)をすると、県と市の税金である住民税も自動的に正しく計算されることになります。

退職所得は申告不要でした

源泉徴収票と合わせて届いた「退職所得の源泉徴収票・特別徴収票」に退職金と税額が記載されています。

今回は、そもそも課税対象の所得ではなかったので、特に手続きは不要でした。

もし所得が発生する場合でも、通常は税金は天引きされて手続きはいりませんが、給与所得などが少なく、扶養控除などが多い場合など、もしかすると税金が還付になる可能性もある方はいるので、その場合は申告することになります。

年末調整していないほか、医療費控除や副業の収入があれば申告する

確定申告のとき、職場に提出していたような生命保険料や地震保険料の書類を用いて計算します。

二人の子供の扶養主も妻になるので、子供の記載も無くそうと思います。

このように年末調整で行っていたことを申告書に記載し、税務署に提出します。

申告書は、誰でも国税庁のウェブサイトからかんたんに作成することができます。

 

このほかそもそも年末調整でできなかった医療費控除の適用や、副業の所得があった場合は申告する必要があります。

副業の所得は20万円を超えなければ所得税の申告は必要ありませんが、住民税の申告が必要となる場合がありますので、お気をつけください。

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まとめ

長く税金の仕事をしてきたので、源泉徴収票を見て退職の実感が湧くのはなんども感慨深いものがありました。

9ヶ月で400万円の収入は多くはなかったのかもしれませんが、それなりに頑張ってきた対価です。

年明けにパソコンで確定申告をしたいと思います。

 

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